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本古川町 御座船
本古川の御座船は殿様が座乗する海御座船です。総桧造り白木の船体の最上階に、御座所を模した諏訪社殿と八つ足・金幣・御神酒徳利を置き、船首には魔除けの槍、舷側に大小の提灯・幟・旗を配し、濃紺の二本線と鮮やかな日輪の帆を中心に据えています。
この船に華麗な軍装に身を固めた船長と、烏帽子、陣羽織の正装で脇を固める七人の囃子方が乗り込み、荒波を模した采振・根曳の二十五人衆が船を進めます。
堂々と大海に漕ぎ出し、荒波にもまれながらまっしぐらに帆を立て、またある時は勇猛果敢に戦いに挑む船の姿を采と根曳が心を一つに演じ上げます。
長采の采さばきに合わせて力強く勇壮にして正確、キレのある船廻しが見所です。
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